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自閉症児の母として。

息子さんを育て始めて、たったの4年ぽっち。
しかしその日々は、私にとって長きに渡る戦争のようでした。
勝ち目の無い、戦争。全てが悲観的に見えていました。
正直、人生そのものから逃げ出したい思いでいっぱいでした。

戦いは、今もなお続いています。
負けるわけにはいかない戦いですが、勝利を掴む自信等未だに欠片も有りません。
だけど最近、私は少し変った様に思います。
一番の変化の理由は、息子さんとの生活が、楽しくなってきたこと。
以前は楽しくなかったかと言えば、まぁ全てがそうだとは言い切れないのですが。

例えば、「ママと呼んでもらえないこと」を始め、健常児を愛情持って育てていれば、
当たり前のように訪れる数々の場面を、夢に描いていた場面を、諦めなきゃいけなかったこと。
辛かった。
いくら愛情と労力を注いでも、期待するような反応は返ってはきません。
「親の愛情は無償の愛だ」とよく言いますが、そんなのは、嘘だと思いました。
皆貰ってるじゃないか。ちゃんと、おかえしを貰ってるじゃないか。
私が縋れるのは、ただただ眠った息子の天使のような寝顔だけ。
「ママ」も無ければ微笑み合うことも無い。目すら合わせてくれない・・・。
彼は自分の世界だけで生きていて、私の事は見えていないんじゃないかとさえ思いました。
健常児を持つお母さんが羨ましかった。そんな自分が嫌でしょうがなかった。
この子が悪い訳じゃない。そう考えると息子が哀れで、そして自分が情けなくて。
一生続くかと思われたこの思考のループは、何時の間にか姿を消していたのです。

健常児からの反応を羨ましいと思わなくなったと言えば、嘘になります。
だけど、最近は「この子との暮らしもこれはこれで、楽しい」と、素直に思えるようになりました。
ママと呼ばれなくても、積極的に関わる事は出来なくっても、
息子さんなりの私への愛情を、感じ取ることが出来る。ような気がする。
園の先生方の暖かい励まし。同じ自閉症児を持つ方との交流。
何より、息子さんの頑張りや発達が、私の心の成長を大いに手助けしてくれたように思います。

自閉症児の母として。私はようやくスタートラインに立つことが出来たのかも知れません。



# by mozuq | 2005-09-30 11:46 | こころのあぶく

近況

忙しいですが充実した毎日です。

一人でご飯を食べるようになった息子さん。
スプーンで汁物(コップに入った麦茶まで!)をすくって食べるのがブームです。



# by mozuq | 2005-09-15 14:41 | 日々のあぶく

トイレトレーニング

息子さんは4歳ですが、まだおむつが取れていません。
上手にトイレで用を足すことも出来ません。
オマルを親の仇のように憎んでいるようで、
無理やり座らせると泣き喚き、怒りながらオシッコをしています。
こんなやつの世話になるもんかと訴えているのでしょうか。

そんな息子さんが用を足す場所と認識しているのは・・・なんと、自宅のお風呂。
(自宅以外では未確認)
何時の間にか、教えもしないのに、勝手にそう覚えちゃったみたいです。
うちのお風呂のドアは折り戸なんですが、それを自分で開け、
敷居の上に立ち、中に向かってじょー・・・。済むと、ドアを閉めて部屋に戻ってきます。
これがトイレだったら両手を挙げて喜ぶべきなんでしょうが、お風呂じゃ・・・ねぇ。
尿意を感じると特定の場所に自ら移動し、用を足す事を覚えてくれたのは嬉しいですけど。
完全に癖付いてしまう前に、なんとか御トイレに移行出来ないもんだろうか。

小はそんな感じですが、大はお風呂ではしません。大を済ませる場所は・・・おむつの中。
おむつを身に着けてる時にはそのまましますが、そうでない時はおむつを手に持ち、
履かせてくれ~と持ってきて訴えます。
おむつが目に付く場所に無い時は、シャツだのを引っ張り出してきて股に挟んでいます。
それで、「あ、うんちだ」って判断しておむつを渡すと、履かせてと訴えます。
オマルに座らせるとうまく踏ん張れない為か、それとも単に気に食わないだけか、
すぐに立ち上がりまたおむつを履かせろコールが始まります。

そしてこれら一連の行動は、彼が全裸の時にしか発動しないのです。
パンツ一枚でも身に着けていると、そのままオモラシちゃん・・・。

母は現在、最善の指導法を模索中であります・・・。



# by mozuq | 2005-07-25 10:53 | 息子さん通信

ぬーでぃすとはうす

最近は、暑い所為かすぐに全裸になりたがります。
家の中ではほぼ全裸かパンツいっちょうと言うあられもないお姿。
服を着せようとすると猛烈に反発します。すんなり着るのは何か理由がある時。
お外に出る時と、ねんねする時。この時ばかりは素直に応じてくれます。
しかしそれ以外は野生のお猿さんのように、生まれたまんまのお姿でもって、
狭い家の中を縦横無尽に駆け回っています。
どこもかしこも丸見え。どうしたもんかと頭を悩ませてはいる今日この頃なのです。
オーバーオールなど、息子の技術では着脱しにくいものを着せようかとも思いましたが、
なにぶん暑いしトイレトレ中とのことで、そんな頑丈な装備にさせるのも可哀相だし不便だし。
仕方なく、着せる時は着せる!を貫く以外は好きにさせておこうという弱気な母・・・。
他の自閉ちゃん達で、こんな困った癖を持つ、或いは持っていたお子さんて居ないかな?
お母さん方はそんな時どうしてるのかな?今度園のお母さんにでも聞いてみようか。

着替えが減っても、洗濯機を回す回数が減らないのは何故・・・。



# by mozuq | 2005-07-25 10:28 | 息子さん通信

登園再開

息子さん、今日から登園再開です。
病気をした所為かちょっと甘えん坊になってしまっているのが気にかかりましたが、
園バスから降りてくる先生を見るとニッコリ笑顔。トコトコと進んで乗り込んでいきました。

逞しくなったなぁ。
マスクの母は、感慨深い思いで見送るのでした。

さて、今のうちに少し眠っとこ。



# by mozuq | 2005-05-31 09:45 | 日々のあぶく

かあさんの                生きてきた意味 生きていく理由 全て 君に貰ったんだよって           伝えられたら
by mozuq
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私たちについて

HN■もずく
性別■♀
主人と息子の3人暮らし。
音楽と映画が大好き。
子離れが出来ない、
ダラ奥かつヘッポコ母です。

息子■11歳。
重度の知的障がいを伴う
自閉症です。
現在、地域支援学校の
小学部に通っています。

好き■麺類、きのこ類、
牛肉、電話帳、歯ブラシ、
太鼓の達人、カフェオレ、
かあさんのほっぺた
嫌い■生野菜、牛乳、
大声、大きな音、
虫、犬、猫、歯磨き

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